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生命保険や医療保険を見直してみましょう

生命保険や医療保険に加入している人は多いと思います。

しかし、保険販売員の言われるままに加入していたり、義理で加入したけど辞めたい人も多いようです。

そこで、今月のブログでは、生命保険と医療保険の基本と、加入する場合の考え方、独立FPがお勧めする保険をご紹介します。




生命保険には、大きく分けて死亡保険と生存保険があります。


死亡保険とは、被保険者が保険期間中に死亡、もしくは重度障害になった場合に保険金が支払われる保険で、「定期保険」と「終身保険」があります。


「定期保険」には満期があり、保険料はかけ捨てとなりますが、「終身保険」と比べて同じ金額の保障を得るのにかなり安くて済みます。


「終身保険」は一生涯が保険期間中となり、保険料の支払が60歳や65歳で払い済みとなるタイプと終身で払うタイプがあります。


加入する場合には、自分の葬式代のため「終身保険」に200万円(~500万円)、配偶者と子どもの養育費のため「定期保険」に1,000万円(~2000万円)として、2段重ねにしている人も多いようです。


生存保険としては「学資保険」と「個人年金保険」などがあります。

①「学資保険」は子どもの学費準備のため、「個人年金保険」は老後に年金(または一時金)として受け取るために加入する保険です。さらに生死混合保険として「養老保険」があり、満期になると満期保険金が支払われ、それまでに死亡や重度障害になった場合にも同額の保険金が支払われます。


②生存保険や養老保険は、昔の金利の高い時は人気がありましたが、現在では元本割れする場合が多々あるので、それほど人気はありません。「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」で賢くお金を増やしながら、子どもの学費や老後の年金に備える方がメリットが大きいと思います。


2.医療保険

医療保険は、病気やケガをしたときに入院給付金と手術給付金が支払われ、死亡保険金はほとんど支払われません。がん保険はがんに特化した保険ですが、先進医療特約や入院日数無制限保障などの特色があります。


また、3大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)や8大疾病(3大疾病+糖尿病、高血圧疾患、肝疾患、腎疾患、すい疾患)の特約を付けると、その病気で入院した場合に手術給付金や入院給付金がグレードアップします。


しかし、特約を付ける分だけ特約料を払うことになるので、当然毎月支払う保険料はアップします。


加入する場合の考え方ですが、健康保険には高額療養費制度があり、多少の預貯金があればそれで足りる場合がほとんどなので、あえて加入する必要はないと思います。


ただし、健康保険が適用とならないもの(入院中の食事代、雑費、差額ベッド代、自由診療、先進医療)に備えるためには加入しておいた方が安心かもしれません。


3.都民共済と収入保障保険

独立FP(保険代理店などに所属しないFP)としてお勧めする保険は、都民共済(または県民共済等)と収入保障保険です。


都民共済は、年齢に関係なく保険料が変わらず、総合保障型(生命保険と医療保険がセット)が月2000円(倍額の保障タイプは月4000円)と安く、年末には割戻金として払った保険料の30%位が戻ってきます。


収入保障保険は、被保険者が死亡した場合に契約年齢(60歳とか65歳)まで毎月保険金(10万円など)が保険受取人(配偶者など)に支払われます。保険料が比較的安く、年齢が上がってもほとんど変わらないのが特徴です。

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