新NISAが始まって早や1ヶ月が過ぎましたが、順調な滑り出しとなったようです。
2月8日には、日経平均株価が前日比743円高の36,863円となりバブル期以来の最高値となりました。
米国株式市場でもS&P500が終値で初めて5,000を超え、連日最高値を更新しています。
ネット証券のSBI証券や楽天証券では、口座数が大幅に増えて増収増益となっているようです。
●新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」で同時に投資ができる
旧NISAでは「つみたてNISA」と「一般NISA」は同時に使うことができませんでした。
それが新NISAとなって「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方同時に使って資産運用ができるようになりました。
さらに非課税枠がそれぞれ年間で40万円→120万円と120万円→240万円へと大幅に拡大されました。
そこで「つみたて投資枠」で投資信託を毎月積み立てる分散投資を基本としなが
ら、一方では「成長投資枠」を使って株やETFによる資産運用や、「つみたて投資枠」では買えないアクティブファンドの積立投資などによる資産運用も可能となりました。
しかも、SBI証券や楽天証券ではそれらの売買手数料が全て無料です。なお、銀行など証券会社以外の金融機関ではETFを購入することはできません。
新NISAの「成長投資枠」を使って、積極的な資産運用にチャレンジしてみませんか。
今回の ブログでは、そのなかでETFについてご説明します。
●ETFとは何?
ETFとはExchange Traded Fundの略で、証券取引所で取引される投資信託を意味していて、日本語では「上場投資信託」と言います。
一般的な投資信託は、市場の取引終了後に決まる基準価格で売買されるのに対して、ETFは証券会社を通して市場の取引時間帯に売買されます。
つまり、中身は一般の投資信託と同じでも、株と同様に証券取引所でリアルタイムに売買されます。
指値(さしね。指定した価格で売買)や成行(なりゆき。市場で決まった価格で売買)も可能です。
一般的な投資信託は基準価格を指定しての購入はできません。発注した翌日以降にならないと基準価格が判明しないからです。
それに対してETFは基準価格を指定しての購入が可能です(指値発注)。例えば、今は基準価格が上がり過ぎているからこの価格まで下がったら購入しようと指値をしておきます。
その日のうちに約定(やくじょう。売買が成立すること)しない場合も多い
ので、少なくても1週間以上は売買期間をとるようにします。ただし、指値をあまり低くく設定すると売買期間を過ぎても購入できない恐れがあるので注意しましょう。
ETFについてさらに詳しく知りたい方は、以下のホームページを参照してみてください。
●どんなETFを購入したら良いの?
ETFは現在約300銘柄ほどが上場していますが、信託報酬がなるべく低く、売買代金や出来高が大きいものを選びます。
ETFには株や債券のほか金や石油などいろいろと投資するものがありますが、投資初心者には日本や米国の代表的な株価指数に連動するものが分かり易く、長期分散投資の意味からも良いでしょう。
以下にいくつかを例を挙げておきますので、参考にしてください。
(日本株に連動するもの)
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 (1306)
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (1321)
(米国株に連動するもの)
NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信 (1545)
NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(為替ヘッジなし)連動 (1546)
上場インデックスファンド米国株式(S&P500) (1547)
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 (2558)
(全世界株に連動するもの)
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 (2559)
Comentários