来年になると新NISAが始まります。
1年間に購入できる非課税枠が大幅に拡張されるので、期待している人も多いのではないかと思います。
つみたて投資枠では120万円まで、成長投資枠では240万円まで非課税枠で株や投信の購入が可能です。
しかも非課税期間は無期限となり、途中で売却しても枠内の上限までなら再投資が可能です。
そんな新NISAに備えて何をしたら良いかアドバイスしたいと思います。
●旧つみたてNISAの設定はそのまま新つみたて投資枠で設定済み
すでにNISAをやっている人は、同じ証券会社であれば何もしなくても新NISAに移行されます。
もし証券会社を変えたい場合では、現NISA口座を解約してから新たな証券会社に新NISA口座を設ける必要があります。
全ての証券会社で同様かは分かりませんが、SBI証券では現つみたてNISAと同じ条件でつみたて投資枠として新たに開設されていました。つまり現NISA積立設定がそのまま新NISA積立設定に引き継がれるようです。
ただし注意する点は、ロールオーバーができないので、従来の積み立ては12月末で終わり、新たに来年1月から新NISAでの積み立てが開始される点です。
しかし、せっかく新NISAとなるので自分の設定を見直して、再設定してみてはどうでしょうか。
その際に積立設定する投信としては、以下の点を考慮して選択してみてください。
そして投資金額としては、老後に備えて長期にわたって継続できるように無理のない範囲にしましょう。
①信託報酬率ができるだけ少ない投信(三菱UFJ-eMAXIS Slimシリーズなど)
②なるべく分散して投資してる投信(全世界株式や米国株式S&P500など)
③安定成長を望むならバランス型投信(バランス4資産均等型やDC株式重視型など)
●成長投資枠でも基本は積立投資
新NISAでは、今まで特定口座などで積立投資をしていたものを、成長投資枠で非課税での積立投資が可能となります。
年間240万円までの枠内なら、まとめて購入することも可能ですが、最適な購入タイミングを見つけることは容易ではありません。
やはり基本はドルコスト平均法による積立投資です。成長投資枠で積立投資する際にお勧めの投信をいくつかピックアップしてみました。
これらは多少リスクもありますがリターンも望める投信だと思いますので参考にしてくださ
い。
①三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド
②三菱UFJ-モルガン・スタンレーグローバル・プレミアム株式OP為替ヘッジなし
③三菱UFJ-eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
④大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
⑤大和-iFreeNEXT FANG+インデックス
⑥アライアンス-アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信B Hなし
⑦SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
●株やETFの購入も成長投資枠で非課税投資が可能
成長投資枠では、年間240万円までなら株やETFの購入による非課税投資が可能です。ただし、成長投資枠で積立投資を設定している人は、合わせて年間枠をはみ出さないような注意が必要です。
余裕資金のある方はチャレンジしてみてくだい。
長期に渡って資産を増やすには株価連動型ETFの購入がお勧めです。ETFを選択するにあたっては以下の点を考慮すると良いと思います。
①売買代金がなるべく大きいもの
②信託報酬がなるべく少ないもの
③分配金利回りがなるべく大きなもの
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