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ファイナンシャルプランナー村川賢

10月から私たちの暮らしはどう変わる?

1ドル147円台と円安が続く中、10月から私たちの暮らしはどうなるのでしょうか?

インボイス制度が始まる、最低賃金が引き上げられるなどありますが、生活を苦しめているのが物価の上昇です。

9月4日時点でガソリン価格は全国平均で186.5円/リットルとなり、1990年以降で最高値を更新しました。

10月からは酒税法が変わり、第3のビールやワインなどの税率が上がります。郵便局では書留料金やゆうパックサービス料金などが上がり、その他にも8000品目前後が値上げ予定になっています。

そして来年から変わる住宅ローン減税についても説明します。

●ガソリン価格はなぜ上がる?


サウジアラビアやロシアなど主要産油国は原油の生産調整を行っており、この供給制限を年末まで続けると発表したことで原油価格は急上昇しました。さらに、円安がドル建ての原油価格を円換算において上昇に拍車をかけています。

政府は補助金を出して7日から175円/リットル程度に抑えるとしていますが、補助金の延長は5度目で、今までに6兆2000億円が投じられました。この円安が止まらない限り、補助金の延長でガソリン価格の上昇を抑え続けられるのでしょうか。

パートにのしかかる収入額の壁!


●10月1日からの酒税法見直し


10月1日から酒税法が見直され、第3のビールやワインなどの税率がアップします。(350ml換算で38円→47円、ワイン32円→35円)


一方で、ビールや清酒の税率は下がり(350ml換算で70円→64円、清酒39円→35円)、発泡酒の税率は変わりません。


ビールメーカーでは10月1日出荷分から第3のビールを値上げ、缶ビールは値下げ(なぜか瓶ビールは値上げ)するとしています。


私は第3のビールとワイン好きな人間なので今月買い溜めをします。


●郵便局での料金改定やその他月間8000品目の値上げ

日本郵便は10月から書留料や荷物の付加サービス等を値上げすると発表しました。

現金書留料は435円→480円に、

簡易書留料は320円→350円になります。

また、

ゆうパックのセキュリティサービス料金は380円→420円に、

国際郵便はがき(航空扱い)は70円→100円になります。

その他に10月の1ヶ月間に値上げを予定している品目は約8000品目に及び、バブル崩壊後の30年間で過去最高だそうです。

値上げの主な理由には、エネルギーや原材料の高騰に加え、人件費の上昇もあげられています。


●来年から住宅ローン減税が受けられないか


今年もあと残り3か月余りとなりましたが、案外見逃されているのが住宅ローン減税です。

来年から適用される住宅ローン減税では、省エネ基準に適合しない住宅では住宅ローン減税が受けられません。(表を参照)

これから住宅を購入する予定の方は、今年中に入居できる物件をお勧めします。





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