投資信託(ファンド)の仕組みと選び方

iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISAを始めてみようと口座を開設しても、投資をするのに、どんな投資信託(ファンド)を選択したら良いか分からないといった悩みもあるようです。


そこで、今回は投資信託の仕組みと選び方の基本を紹介します。



1.投資信託(ファンド)の仕組み


投資信託(ファンド)とは、多くの投資家から資金を集めて、その資金をもとに投資信託委託会社(XXアセットマネージメントなど)が株式や債券、不動産等に投資して運用し、その運用益等を投資家に還元する金融商品です。


投資信託は、証券会社や銀行等の多くの金融機関で取り扱われています。

その中でもインターネット専門の証券会社(SBI証券、楽天証券、松井証券など)が手数料が安く、扱っている商品数も多いです。


●投資信託では、10,000口(最初の発売時に1口1円、10,000円から発売される場合がほとんど)当たりの財産価値を基準価格といい、投資家はこの基準価格をもとに売買します。株式でいう株価に相当するものです。

運用がうまく、利益がでている投資信託は基準価格も上昇します。


ただし、毎月分配型のように常に配当として投資家に分配している投資信託は、分配した分だけ基準価格は下がります。

また運用がうまくいかず、その財産価値を損ねる場合も基準価格は下がります。


基準価格は1日の相場後に1回だけ変わります。購入する際には、金額を指定するか口数かを選べます。


2.投資信託(ファンド)の選び方(基本)


●目論見書

投資信託を販売する場合には、その投資信託がどのようなものに投資しているか、どのような投資方針で運用しているかを投資家に開示しなければなりません。


その内容が書かれているのが目論見書です。目論見書を見れば、その投資信託の特色や基準価格の推移の他に、どのような投資リスクがあるかなどが全て分かります。


●運用報告書

決算期毎に、運用実績(基準価格の推移等)がどうであったか、分配金がいくらかなどを投資家に開示しなければなりません。


目論見書のなかに入れて発行するものと、独立して発行するものとがあります。決算日の分配金が毎回ゼロ円でも、基準価格がどんどん上昇している投資信託は優秀な投資信託と言えます。


●販売手数料と信託報酬

販売時にかかる手数料はゼロ円のものが多くなっていて、「ノーロード」と書かれています。信託報酬(率)は、運用会社や販売会社等が経費としてかかる費用を、その投資信託の財産から引く割合を言います。


この信託報酬が低い方が、経費がかからずに運用されている良い投資信託と言えます。インデックスファンドでは0.1%前後、アクティブファンドでは、1%~2%程度が多いです。


●インデックスファンドとアクティブファンド

インデックスファンドとは、目的とする指数に連動するように構成されているファンドです。


例えば、日経225インデックスファンドやS&P500インデックスファンドなどがあります。


日経225インデックスファンドは、日経新聞社が日本を代表する225銘柄を選んで株価の平均値を公表していますが、その株価に連動するように投資銘柄を組んだファンドです。


S&P500インデックスファンドは、米国のS&P社が選んだ米国株500社の株価平均値に連動するように組まれたファンドです。


一方アクティブファンドとは、ファンドマネージャーがその投資方針に沿って選んだ株や金融商品に投資するファンドです。

例えば、eMAXIS Neo バーチャルリアリティとかグローバルAIファンドなどがあります。前者はVR関連の株に集中して投資しているファンドで、後者はAI関連の世界中の株に集中して投資しているファンドです。