介護について

最終更新: 2019年8月10日

先日(7月30日)に厚生労働省が「2018年の日本人の平均寿命」を発表しました。それによると、男性は81.25歳、女性は87.32歳で過去最高を更新しています。世界の平均寿命と比べると、男性は香港、スイスに続いて3位、女性は香港の次で2位となっています。



1. 人生100年は誇張か否か?

平均寿命とはその年に生まれた0歳児が平均であと何年生きるかを年齢ごとに集計して、その平均をとった数値です。ちなみに2018年に生まれた日本人(0歳児)は、75歳まで生きる確率は女性で88.1%、男性で75.6%あります。また90歳まで生きる確率で見ると女性では50.5%、男性では26.5%となっていて、人生100年時代は誇張ではないことがわかります。


2.大切なのは「健康寿命」

一方、自立して生活できる「健康寿命」は、最新のデータである2016年時点で女性は74.79歳、男性は72.14歳となっていて、平均寿命との差は9歳~12歳あります。この健康寿命の伸びは平均寿命ほど伸びていません。


あくまでも平均値なので、80歳を越してもぴんぴんと元気な老人はいます。しかし、多くの人は75歳付近になると何らかの介護が必要になってきます。

介護が必要となる主な原因としては、「認知症」が最も多く約18.0%を占めています。次に多いのが「脳血管疾患」、「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」などが続きます。(厚生労働省「国民生活基礎調査」平成28年)

介護が必要になったときは、市・区役所の介護相談窓口に行くか、近くにある地域包括支援センターに行って、介護申請をします。

そこの窓口で手続きのやり方等は詳しく教えてもらえるので心配要りませんが、間単にその後の流れを説明します。


① 判定までは1ヶ月

まず介護が必要になった人の要介護度を調べるために調査員が自宅や病院に来ます。そして介護が必要になる人に所定の質問をし、手足を動かすように指示してテストします。家族からは普段での状況を聞き、主治医の意見などを参考にして、要支援1~2、要介護1~5の7段階に判定します。この判定結果が届くのに1ヶ月以上かかります。


② ケアマネージャーさんとの面談

次にその地域の居宅介護支援事業者からケアマネージャーを紹介され、ケアマネージャーの支援でその介護者にあったケアプランを作成します。ケアプランとは、介護サービスを毎月どのように受けるかを記した計画書で、デイサービス(通所介護)に週3回行くとか、ホームヘルパー(訪問介護)に一日2回来てもらうとか、ショートステイ(短期入所)で4日間施設に入所したりするなどが記されています。


③ いざという時にために備えを

これらの介護サービスを受けるには費用が発生しますが、介護者の所得に応じて1割負担か2割負担になります。残りの9割または8割は介護保険から介護サービス事業者に支払われますが、利用金額には上限があり上記7段階で大きく違っています。1ヶ月あたりの利用金額上限では、一番軽い要支援1で約5万円、一番重い要介護5で約36万円となっています。

現在私は来月で97歳になる父を自宅で介護しています。父は要介護4ですが、ほとんど寝たきりで自分では何も出来ません。でも車椅子での移動や介護食を食べたりすることは出来るので、週4回デイサービスに通っています。

最後に、自分の親御さんはまだ元気だから大丈夫と思っていると、いつのまにか介護が必要になるかもしれません。常日頃から介護について勉強しておくことも大切だと思います。

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