ほったらかしの資産運用って?

 銀行にお金を預けていても、利息はほとんど付きません。やはり資産運用でお金に働いてもらい、利益を得たいですよね。


 でも「資産運用は難しそうだし、投資は損しそうで怖い。」という人は多いと思います。もし「資産運用がほったらかしで、自然とお金が増えていく。」なんて話があったら、詐欺ではないかとまず疑うのではないですか? もちろん詐欺の金融商品もあるので気を付けなければなりませんが、詐欺でない「ほったらかし投資」の方法をいくつか紹介します。



●ファンドラップ  テレビのコマーシャルなどでも宣伝しているので、ご存じの方も多いと思いますが、大手証券会社(大和、野村、SMBC日興など)や信託銀行・銀行(三菱UFJ、みずほ、三井住友、りそななど)で取り扱っています。


 お客様から投資資金(最低300万円~1000万円)を預かって、お客様の代わりに資産運用し、その投資利益を還元します。運用報酬は一般的には年間で投資額の約1.3%~1.5%と高く、投資信託などの購入手数料(購入額の3%が多い)が別途かかる場合もあるようです。なので、運用益よりも証券会社などに払う報酬や手数料の方が高くなり、逆に資産が目減りする場合も多いようです。


 メリットは、証券会社などの担当者と対面で話しながらポートフォリオ(投資対象の組み合わせ)を作成できることで、初心者には安心でしょう。ただし「まったく分からないので、安全に資産運用したい。」などと担当者に言ってポートフォリオを作成してもらうと、債券などの比較的安全だけど利率の低い金融商品の割合を多くするため、ますます運用益は出にくくなります。

●ロボアド(ロボットアドバイザー)

 ロボアドとは、AIが投資家の属性(年齢や年収など)からリスク許容度を割り出し、その投資家にあった資産運用をするシステムです。資産運用のすべてを任せる「投資一任型」とアドバイスだけを行う「投資アドバイス型」があります。

 

 ほったらかし投資には、「投資一任型」のロボアドが適しています。運用報酬は0.7%~1.0%で、その他の手数料などはかかりません。


 代表的なものは、「ウェルスナビ」、「THEO(テオ)」、「楽ラップ(楽天証券)」です。それぞれ、最低10万円、1万円、1万円から預けることができ、定期的に定額(1万円以上)で積み立てる「積立投資」も可能です。


 ウェルスナビはNISAやつみたてNISAにも対応しています。運用実績は、ウェルスナビの公式ホームページによると、2016年1月から2021年9月までの5年9か月で+26.9%(リスク許容度1)~+53.0%(リスク許容度5)となっています。

●投資信託  投資信託については、私のニュースレター5月号、6月号、8月号のブログで詳しく説明しています。(関連記事としてご紹介していますので、参照してください)

 お勧めは、米国株式(S&P500やNYダウなど)や全世界株式(MSCIなど)を指数としたインデックスファンドです。


 最近3年間での基準価格の上昇率は60%~80%にもなっています。

 また、毎月定額で積み立てる「積立投資」や「つみたてNISA」では、ドルコスト平均法によるリスク分散から、相場の下落時でも慌てずに投資が続けられます。


 また、ネット証券(SBI証券や楽天証券など)ではこれらインデックスファンドの購入手数料は無料(ノーロード)で、信託報酬は0.1%を切るものもあり、運用コストは非常に低くなっています。