ファイナンシャルプランナー村川賢

2019年2月25日2 分

ふるさと納税は超簡単、しかも超お得!

なにかと話題の多い「ふるさと納税」

もうすでに始めている方もいらっしゃるかと思いますが、

納税の季節でもあるので今回のニュースレターでは

あえて何点かお伝えしようと思います。

わずか実質2千円の出費で、

黒毛和牛サーロインステーキ肉4枚と九州特産大うなぎ蒲焼2尾、

それに恵比寿ビール1ケースまで全部もらえちゃう! 

そんなこと本当にあるの?と思うかもしれませんね。

ふるさと納税の仕組みを知ると、

このようなことが普通にできます。

しかも国の制度なので合法であり、

寄付した自治体からは喜ばれて、

豪華なお礼の品が送られて来ます。

ふるさと納税の本来の目的は、

「自分の出身地や応援したい自治体に寄付をして、

地域振興に役立ててもらう」ためのものです。

寄付してもらった自治体が、豪華な返礼品を送るのは

違法ではありませんが、本来の制度ではありません。

しかし、寄付を多く集めたい自治体は

お礼の品をどんどん豪華にエスカレートしていったのです。

あの有名な泉佐野市では、

3月末まで100億円還元キャンペーンまで行なっています。

総務省は制度の見直しを発表し、

「返礼品は地場の特産品などに限り、金額も寄付金の3割以内に抑える」

ように通達を出しました。

違反する自治体は、税優遇から外す方針も打ち出しました。

そんなお得なふるさと納税の仕組みを簡単に説明します。

1.寄付金-2千円=所得税から所得控除+住民税から税額控除

2.上記の意味は、(寄付した金額-2千円)×税率が

  所得税より還付され、残りの金額が翌年度の個人住民税から

  税額控除されます。

  つまり、自己負担の2千円を除き、寄付した金額は本来払うべき

  所得税の還付と翌年度の住民税軽減にあてられます。

3.所得税の還付と翌年からの住民税軽減には確定申告が必要でしたが、

  サラリーマンなど確定申告を必要としない人は、

  ワンストップ特例制度を使えば、5自治体までなら寄付する自治体に

  申請書を送付するだけで確定申告なしで所得税控除分も含め

  住民税軽減がはかれます。

どうやったらふるさと納税ができるかですが、

ふるさと納税サイトを使ってインターネットで申し込むのが一番簡単です。

ワンストップ特例制度への申請も同時にできます。

以下に代表的なふるさと納税サイトを掲載します。

さとふる:https://www.satofull.jp/

ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/?header

ふるぽ:https://furu-po.com/

寄付できる金額は、本来払うべき所得税と住民税がゼロになるまでできるので、

高額所得者ほど沢山寄付して沢山の返礼品をもらうことができます。